じゃまテラス / 内部協議用

わらじ弁当プロジェクト 出口戦略

第2案・未協議 2026年9月5日更新 作成: 一般社団法人じゃまテラス 決定事項ではありません

弁当そのものを、収益事業の出口にしない。そのうえで、扱いを四つに分ける。「渡す」だけでは出口にならない。渡した後に誰が費用・責任・権利を持つかまで決めて、はじめて出口になる。

BENTO
弁当
→ 無理のない範囲で
続けられるか協議
2026年に始めた現代の企画。恒例化を前提にしない。続ける場合も神事に新しい負担を足さない。
HANPEN
わらじはんぺん
→ 事業者へ。ただし
名称は共同管理
商品化の候補。まず製造体制と原価を確認する段階。完全移管はしない。
ARCHIVE
記録・物語
→ じゃまテラスに残す
聞き書き、写真、Web。これ単独でも出口になる(記録パッケージ)。
RIGHTS
名称・意匠
→ 誰にも完全移管しない
説明文・品質基準・停止権。渡す前に決める。後から足せない。

01第1案から撤回したこと

撤回した表現理由と、改めた言い方
「神事の恒例へ返す」弁当は2026年に始めた企画で、もともと神事にあったものではない。「返す」は伝統の復元に読める。毎年の提供を恒例行事にすると神事に新しい負担が加わる。→ 神事後に振り返る機会として、無理のない範囲で続けられるかを協議する
※ 御膳の食材(赤飯・ムツの干物・かぼちゃ)が神事に伝わることは事実。新しいのは弁当という形と振る舞う行為。ここを混ぜない。
「費用も負担も小さい」未検証の仮説だった。年35食でも、献立調整・発注・調理・包装・運搬・保冷・連絡・記録・確認・余剰対応がある。→ 2026年実績から総原価を算出。無償労働は時間で記録する
「三分割して渡す」名称・意匠・説明文・品質基準・写真は切り離せない。→ 四層目を追加し、共同管理と使用許諾を設計する
「需要は後でよい」製造体制を整えた後で「適正価格では買われない」と分かると準備が無駄になる。→ 並行して確認。ただし9/7では聞かない
「ほぼ確実に起きること」件数も強さも未確認だった。→ 検証する仮説として置き、実測する

02数えること ―― 印象で議論しないために

「反響があった」と書かないために、9月から次を記録します。これが来年度の予算協議の根拠になります。

  • 購入問い合わせ件数/希望商品/希望価格/問い合わせ元
  • メディア掲載件数と媒体・内容
  • Web閲覧数、限定販売への関心
  • 事業者への直接問い合わせ件数
  • 行政からの言及の有無確認済み(下記)
  • 9/7当日の作業時間(準備・当日・片付け)

来場13,000名は購買意思ではありません。「欲しい」という声も需要ではありません。金額と個数を伴わない意向は、記録しても数えない。

9/5判明: 委託元・志摩市の公式プレスリリースに、「一般向け限定販売などの展開を目指す」とすでに明記されている。これは仮説ではなく確定した事実。文化的許容範囲(宮守・波切神社の意向)が追いつく前に、対外発信だけが一歩先に進んでいる。要協議

9月上旬までに決めること ── 「いつ買えるのか」への統一回答(案)

今年は販売しません。わらじ祭りの神事に関わる方々に食べていただき、祭りの伝わり方を確かめる年と位置づけています。今後については、いただいた声を整理したうえで、地域の方々と相談しながら決めていきます。

03進め方 ―― 段階判定型へ

第1案の「Aを土台にBを並走」は撤回します。継続・商品化・記録で完結を、それぞれ別に判定します。

STEP 1
試食会を実施し、記録する
2026年9月7日
STEP 2
四つを並行して確認
文化的許容範囲/製造体制/総原価/需要と支払意思
STEP 3
三つを別々に判定
続けるか/商品化するか/記録で完結するか
STEP 4
条件を満たしたものだけ小さく実験
2027年度
STEP 5
移管・共同管理・休止・終了を決める
2027年度末

第1案は「継続が土台」と決め打ちしていましたが、その負担が未検証です。三つは並列の候補で、どれかが前提ではありません。

04出口の選択肢と、いまの扱い

選択肢内容2026年度の扱い
F 記録で完結弁当は今年限りとし、レシピ・工程・言葉・写真・編集基準を「記録パッケージ」に。後世が再制作できる形で残す有力候補。「閉じる」より前向き
J 業務用・団体限定取材・視察・研修・文化関係者の会合に限り予約提供。常設体制が要らない有力候補。負担が最も軽い
A 非販売で継続神事後に関係者が食べる機会として続ける検討中。負担が未検証
B 単品を事業者へわらじはんぺんを事業者の定番商品に今年度は確認のみ
G 共同管理神社・宮守・事業者・じゃまテラスで名称と表現を共同管理。認定条件を満たした商品だけが名乗れるBの前提条件(単独の案ではない)
C 限定販売/D ふるさと納税
K 他商品へ展開/H 協賛型
I 文化体験
期間限定販売/返礼品・EC/冷凍・加工品・冊子・教材・映像/協賛で支える/少人数の学習プログラムいずれも保留。Hは神事の場に協賛表示を出さないことが条件。Iは出口ではなく新規事業の入口で、町かど案内人事業の側で扱うのが筋
E 閉じる役割を終えたと判断して終了条件を明記して備える

05誰が決めるか

宮守・波切神社拒否権を持つ。ここが否なら他が揃っても進めない
調理事業者受けるかどうかの決定権。最低ロットと採算
じゃまテラス企画を続けるかの決定権。記録・監修の負担
行政補助事業としての可否。ただし対外発信ではすでに限定販売の方向性を公言済み
地域住民決定権はないが反対が出たら止まる
購入者決定権なし。事実として測る対象

アンケートは判断材料であって、合意ではありません。試食会の参加者だけで公開範囲や継続は決められません。分布として協議の場に出し、「◯%が賛成」という使い方をしません。

06渡す前に決めること

  • 名称と意匠「わらじ弁当」「わらじはんぺん」、わらじの形と焼き印を誰が管理・許諾するか
  • レシピ・写真・文章は誰のものか。改変してよいか
  • 品質基準を誰が定め、誰が確認するか
  • 停止権 ―― 品質や表現が崩れたとき、名称の使用を止められるか。後から足せない
  • 監修の最終決定者と、異議申立の窓口
  • お金総原価(無償労働込)/事業者の最低利益/記録とWebの維持費/売上を記録側へ戻すか

「収益は事業者、記録はじゃまテラス」だけで決めると、じゃまテラスに非収益業務だけが残ります。記録と監修にも費用がかかることを、最初から計算に入れます。

07ここで止まる

  • 担い手から「負担が増えた」という声が出たとき
  • 作れる人が1名のまま2年が過ぎたとき
  • アンケートQ17に「控えめに」が出たとき
  • 販売の都合で神事や祭事の日程を動かす議論が出たとき。この時点で中止
  • 総原価が、無償労働なしには成立しないと分かったとき
  • 停止権を設計できないまま商品化を求められたとき
  • 3年続けても祭りへの関心が動かない、または記録が2年滞ったとき
協議用のたたき台です。決定事項ではありません。判断基準チェックのうち3項目が未達で、総原価・製造体制・権利設計が埋まるまで出口は決められません。詳細版は内部wiki 2026_waraji_bento_exit_strategy.md。/ 一般社団法人じゃまテラス